種田山頭火と赤ちょうちん。

query_builder 2020/12/14
ブログ
669

こんにちは。

ゆのひら星楓です。


種田山頭火という詩人をご存じでしょうか?

その生涯において、8万句以上の俳句を詠んだと

言われている自由律俳句の代表的俳人です。

波乱万丈の人生を乗り越え、43歳にして放浪の旅に。

漂流の旅と、定住を繰り返し、全国各地で

俳句を読みました。


昭和5年。山頭火が48歳のころ漂流旅の途中で

ここ、ゆのひらに立ち寄りました。


多くの土地を放浪してきた山頭火が湯平に2泊した際に

詠んだ句

「しぐるゝや人の情けに涙ぐむ」

これは、山頭火が宿屋を借りて宿泊した日中に、着物を川で洗濯して河原に干していて、部屋読書に夢中になっており、

時雨てきたことに気づかずにいたら、


宿屋の娘が山頭火の着物を持って

部屋まで駆け込んできてくれたそのやさしさに感激して

読んだうたです。


「ここ、湯平というところは気に入った。いかにも山の湯の街らしい、石だたみ、宿屋、万屋、湯坪、料理屋云々、おもしろいね。此の温泉はほんたうに気に入った。山もよく水もよい、湯はもちろん良い、よく飲んでよく食べて、よく寝た、ほんとうによい一夜だった」(行迄記より)


些細なことから人のやさしさに感動し、

その土地のすべての豊かさかに感激し、

ここゆのひらでも多くのうたを読んだと言われています。

【古民家を改築して作られた山頭火ミュージアム】


石だたみをゆっくりと歩いていると、

情緒あふれる情景にふれ、

なんとも心穏やかな気分にさせられるのが

不思議なものです。


デジタルデバイスで暗号化された言葉に

浸食された想像力を呼び覚まし、

ここで一句読んでみる。なんてことも

素敵ですよね。

夜はまた、違った表情を見せてくれる

ゆのひらの石だたみを赤く照らす、趣深い赤ちょうちん。


前から山頭火の着物を抱えて

走ってくる宿屋の娘が脳裏にうかび、

なんともほほえましい気分にさせてくれます。


星楓にお泊りの際は、

近隣の観光地をご紹介も致します。


ホームページからお気軽にご質問ください。

ご予約お待ちしています。





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